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イタリア語文法解説 - 動詞の現在形1

今日からイタリア語の動詞を勉強していきます。イタリア語の動詞はessereの現在形で見たように主語によって形が変わるんでしたね。これからどんどん新しい動詞が出てくるんで、慣れてない人はゆっくりひとつひとつ覚えていってください。

基本動詞の活用・用法

今日勉強する動詞は普段からよく使うessere(〜である)・avere(持つ)・andare(行く)と補助動詞のvolere(〜したい)・potere(〜できる)・dovere(〜しなければならない)です。これらの動詞は日常で最もよく使い、essereの活用のようにすべて不規則変化をします。

ではまずessere・avere・andareの活用を見ていきましょう。

essere(〜である) avere(持つ) andare(行く)
io (私) sono ho vado
tu (君) sei hai vai
lui・lei・Lei・ecc
(彼・彼女・あなた等)
e' ha va
noi (私たち) siamo abbiamo andiamo
voi (あなたたち) siete avete andate
loro (彼ら)・ecc sono hanno vanno

見てのとおり不規則変化ですがある程度規則的なところもあります。主語にioがくるとたいてい-oとなります、essereならsono、avereならho(hは発音しませんのでオと発音します)、andareならvadoですね。 主語がtuなら-i-ai、主語がlui・leiなら-e-a、noiなら-iamo、voiなら-ate-ete-ite、loroなら-ono-nnoです。このように不規則変化動詞も主語によって規則的な変化をしています。これからどんどん動詞が出てきますがこういった不規則のなかの規則を見つけて覚えるようにしましょう。慣れれば活用表をみなくてもすらすらっと口から出るようになり、知らない動詞でも活用が分かるようになります。

あと、essere・avere・andareの形は不定詞(活用していない動詞の原形)といってそれだけで「〜すること」という意味になります(英語のようにtoや-ingは必要ありません)。後で出てくる補助動詞と組み合わせて「〜できる」・「〜したい」などの表現で使いますので不定詞という言葉を覚えておいてください。どうしてessereが活用するとsono、andareがvadoとか全然違う形になるんだ〜って疑問に思うかもしれませんが、こういうものだと思ってください。(どうして椅子はテーブルって呼ばれずに椅子と呼ばれるのか?という疑問と同じようなことですね)

essereの意味・用法はすでに勉強しました、「〜である・〜がいる」でしたね。A(主語) = B(形容詞や名詞)というときにも使われました。esserciで「〜がある」という表現も勉強しました。まだ不確かな人は動詞essereの現在形で復習しましょう。

avereは「持っている」という意味です。「Ho una macchia.」だと「私は車を一台持っています。」という意味です。君なら「Hai una macchina.」ですね。これからは特に必要ないときは通常のイタリア語のように主語を省略していくようにします、いつも主語がだれなのか注意するようにしてください。avereは他にも「Ho fame.」のように「空腹を持っている」という使い方をします。意味は「お腹がすいている」なんですがessereを使わずにavere(持っている)を使うんですね。「私は眠い」というときもsonno(眠気)を使って「Ho sonno.」という表現をします。こういった表現はいくつかありますので見ていきましょう。

  • Ho fame. (私はお腹がすいている) fameは「空腹」の意味
  • Ho sonno. (私は眠い) sonnoは「眠気」の意味
  • Ho sete. (私は喉がかわいている) seteは「渇き」の意味
  • Ho fretta. (私は急いでいる) frettaは「あわてること」の意味
  • Ho voglia di〜 (私は〜がほしい・〜したい) vogliaは「欲求・〜したい気持ち」の意味
  • Ho bisogno di〜 (私は〜が必要です) bisognoは「必要」の意味
  • Ho mal di〜 (私は〜が痛い) maleは「痛み」の意味、maleの後にdiがきているのでmalとなります

主語は必要に応じて変えてください、君なら「hai fame」、私たちなら「abbiamo fame」ですね。「ho voglia di〜」の〜には動詞がきたり名詞がきたりします。「ho mal di〜」の〜には体の一部(頭だとか腕、お腹など)がきて〜が痛いとなります。前置詞diはこの後勉強しますが、よく熟語表現などに使われます。

andareは「行く」という意味です。「〜へ」の部分は後にくる名詞によって前置詞が変わります、これもこの後に勉強しましょう。注意すべき点は自分が「行く」のか「来る」のかという点で「あなたも一緒にお茶来ない?」と聞かれて日本語だと「私も行く」となりますがイタリア語では「私も来る」となります。これは習慣の違いってことでこういうものだとさらりと覚えましょう。詳しくはvenire(来る)を勉強する時にいっしょに勉強することにします。また、「うまくいく」という時にもandareが使われて「調子はどう?」と聞かれて「tutto va bene.」(すべてうまくいってるよ)などよく使われますね。日常よく使われる動詞にはたくさんの慣用表現がありますので一つ一つ取り上げませんが辞書などで一度調べてみてください。

補助動詞の活用・用法

では、次に補助動詞を見て行きます。補助動詞とは「〜できる」「〜したい」などの意味を付け加える動詞です。英語でいう「can」や「must」にあたる動詞でこの補助動詞の後に動詞の不定詞(原形)をおいて使われます。まずは活用を見ていきましょう。

volere
(〜したい)
potere
(〜できる)
dovere
(〜しなければならない)
io (私) voglio posso devo
tu (君) vuoi puoi devi
lui・lei・Lei・ecc
(彼・彼女・あなた等)
vuole puo' deve
noi (私たち) vogliamo possiamo dobbiamo
voi (あなたたち) volete potete dovete
loro (彼ら)・ecc vogliono possono devono

これらの補助動詞の後に不定詞をおいて「〜したい」・「〜できる」・「〜しなければならない」という意味になります。補助動詞の後は不定詞(原形)でないといけないので補助動詞を活用して主語を表します。またvolereはそのまま普通の動詞として「〜が欲しい」という意味にもなります。potereは可能性として「できる」という意味で「私はイタリア語が話せる」や「私は飛行機を操縦できる」のときはsapere(〜を知っている・〜できる)を使います。sapereは後ほど勉強します。dovereは「〜しなければならない」の他「〜にちがいない」という意味もあります。

  • Voglio andare in Italia. (私はイタリアへ行きたい)
    voglioがvolereの活用形でその後に動詞の不定詞(原形)andareをおきます。
  • Vogliamo andare in Italia. (私たちはイタリアへ行きたい)
    主語を私たちにしてみました。
  • Ho voglia di andare in Italia. (私はイタリアへ行きたい)
    avere voglia di-を使うとこうなりますね、主語は私です。
  • Posso andare in Italia. (私はイタリアへ行くことができる)
    possoがpotereの活用形でその後に動詞の不定詞がきています。可能性として「できる」です。
  • Puo' andare in Italia? (あなたはイタリアへ行けますか?)
    puo'はあなた(敬称)の活用形です、疑問文でも補助動詞+動詞の位置は同じです。
  • Devo andare in Italia. (私はイタリアへいかなければなりません)
    devoがdovereの活用形です
  • Deve essere mio padre. (彼は私の父親にちがいない)
    dovereは「〜にちがいない」という意味もあります。「Lui e' mio padre.」(彼は私の父親です)にdovere(〜に違いない)を加えた文です。

今日は6つの動詞・補助動詞を勉強しました。動詞の活用を覚えるにはまず自分で文を作って、声を出して読んでみましょう。